2001+5

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星野之宣のスペース・ファンタジーを集めた短編集。単行本未収録の作品を集めてあり噂だけ聞いていた作品がやっと読める。2001夜物語の番外編とある「夜の大海の中で」では、地球人の宇宙進出が停滞した時代に、偶然出会った2隻の宇宙船のAIが宿していた最後の2人の乗員の記憶を元に異星生命体の手で新天地に生命が宿され、人類が再び宇宙に進出するきっかけとなる。続く4編はスーパーアクション誌に連載され休刊で中断したままの Star Field シリーズ。小惑星帯で発見された2隻のタイプの異なる宇宙船。その片方の機器の調査の最中、未知の信号が送られてしまう。その宇宙船は機械生命体の戦艦であり、信号は今も生きている機械生命体を呼び寄せる危険がある。もう一隻の宇宙船はかつて機械生命体の宇宙船と戦い相打ちになった第5惑星の住人のものと考えられ、その宇宙船を復活・改修したエクスカリバー号で機械生命体に立ち向かうべく宇宙に飛び出していく。ストーリーでわかるとおり後の「メガクロス」の元になった作品である。後は核戦争を扱った「怒りの器」、ショートショート集のスペース・ファンタジア3篇。近作として火星の衛星フォボスでの細菌の謎をめぐる「フォボス・ダイモス」と霧に守られた惑星をめぐる話「霧の惑星」。作家生活30周年記念ということで貴重な作品群が読めた。願わくば今後もこうした宇宙物の作品を書き続けて欲しいものである。

(「2001+5」星野之宣著、双葉社アクションコミックス、2006年2月発行、ISBN4-575-93996-X)

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このページは、okが2006年2月 8日 00:53に書いたブログ記事です。

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