小松左京マガジン20号

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5年間、20号の区切りの号。といってもそれらしいのはOB座談会くらいか。小松左京の担当をした編集者5名(森優(SFマガジン)、高松繁子(オール読物)、濱井武(カッパ・ノベルズ)、萩原実(問題小説)、石井紀男(SFアドベンチャー))が往時を回顧している。巻頭インタヴューは櫻井よしこ、第6回小松左京賞を「ルーツ(出版時「神の血脈」)」で受賞した伊藤到雄氏は63歳だそうな。連載は高齋正の車コラムは「ツーリスト・トロフィー・レース」、田中光二のシネマ・オデッセイは最終回でミュージカルを扱っている。小説では、高千穂遙「人形師」は、時空を歪める実験で現世に漏れ出した冥界の意識の断片が人々に憑いて様々な事件を起こす世界で、切り裂き魔と化した弟の始末を依頼人の姉から請け負った魅来凶太郎が魂魄を入れる生人形を作る能力を使って相棒の降霊術師、亜里沙と事件の裏をあばく。藤臣柊子「男子高校2年の秋は眠いのだ」は、やたら眠気を覚える加々谷だが、眠くなるのは加々谷家が地球に来ている事情が理由であった。

(「小松左京マガジン20号」イオ発行、角川春樹事務所発売、2005年10月発行、ISBN4-7584-2050-5)

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