アルコール 

   学生さんはまだ若く,新入生は飲酒の経験もないのでアルコールの知識が少なくて
  “お酒とは,飲んだら酔っぱらうもの”と思いこんでいる人がいるかも知れません。
  このような間違った思い込みがあり「なかなか酔わないなぁ」と飲み方のピッチをあげて
  しまうと,思わぬ事態になりかねません。胃の粘膜がただれてしまい,急性胃炎のため
  に吐血した学生さんもいます。ひどい場合には急性アルコール中毒のため死に至った
  実例もありました。
   アルコールの正しい知識を持ち,自分にあった適量のお酒を飲むようにしましょう。

 「酔う」ってどういうこと?
   胃腸で吸収されたアルコールは血液に溶け込み,循環されて脳に到達します。
   すると,アルコールが脳の神経細胞に作用し,その働きを抑制し,麻痺させます。
   この麻痺が「酔い」の正体です。
                    酔っぱらっちゃったかな? [ 酔いの四段階 ]
 一気飲みは急性アルコール中毒の元凶
   急性アルコール中毒とは,お酒を飲んだときに起こる一時的な異常酩酊や,泥酔による 
  中毒死などのことをいいます。普通にアルコールを飲むと徐々に血中アルコール濃度が
  あがるので,「酔いの四段階」のように「ほろ酔い期」「酩酊期」「泥酔期」と酔いの症状も
  変わっていきます。ところが,大量のアルコールを急激に飲むと,血中アルコール濃度が
  急激に高くなるので,「ほろ酔い期」「酩酊期」を飛ばして,一気に「泥酔期」や「昏睡期」まで
  進んでしまいます。そして,時には呼吸困難など危険な状態になったりもします。
   *飲酒後1,2時間で危険な状態*
     血中アルコール濃度が0.4%以上になると,飲酒後1,2時間でその半数が死亡する
     と言われています。がぶ飲みや一気飲みは急性アルコール中毒になる危険性が大変
     高くなりますから,お酒は自分の適量を自分のペースで飲むことが大切です。

 事故を避けるためには
   アルコールの作用は,飲む人の体質,その日の体調などによって違います。
  ・ 疲れていると酔いやすくなります。前日は,たっぷり睡眠をとりましょう。
  ・ 空腹時はアルコールが吸収される速度が速くなります。飲む前にはちょっと何か食べて
  おきましょう。
  ・ 周りに流されず,自分でペースを考えて飲みましょう。一気飲みはだめです。
  ・ 薬を飲んでいる場合の飲酒,飲酒後の薬の服用は絶対にやめてください。身体に予想
  外の作用を及ぼすことがあります。
                       酔いつぶれた人がいたら [ 緊急時 ]

 二日酔いになってしまったら・・・
   二日酔いの朝にはやたらとのどが渇きます。これは早くアルコールを体外へ出すために
  必要な欲求ですから,水分のあるものを摂るようにしましょう。柿,味噌汁は意外と効果的
  です。利尿作用のあるお茶やコーヒーなどもおすすめです。
   二日酔いで非常に辛い思いをしてセンターを訪れる学生さんは「もう二日酔いはこりごり」
  と言っていますが,もしかしたらこれも一つの,お酒と楽しくつきあうための経験となるかも 
  知れませんね。
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