アオカズラ(アワブキ科)


落葉性のツル(蔓)性木本で、トゲとツルで他の木に巻き付く。若枝は緑色で、芽吹き時は美しい。トゲは、葉柄が残って硬化したもの。


芽吹きの寸前に、花芽から1~2個の花が突き出す




花は小さく、先が5つ(まれに4つ)に割れた小さな萼、5枚(まれに4枚)のレモン色の花びら、5つ(まれに4つ)の雄しべ、1つの雌しべを持つ。開花直後は柱頭が突き出している。


後から花糸が伸びて、花粉を出すころには葯と柱頭はほぼ同じ高さとなる。
花びらと雄しべは対生する

未熟な果実。熟するにつれて、濃青色に色づく。

核と種子
栽培中のアオカズラ(鹿児島県産)。ツル状の枝と、そうでない枝とがある。陽当たりが良いとツルをよく伸ばす。

ツルにならない枝は横~斜めに伸びることが多く、葉は平面的に配置される。
茎頂のようす。葉の展開に続いて茎がゆっくりと伸長する。

ツルは上方へ伸び、葉はらせん状に配置される。茎が急速に伸長し、追いかけるように葉が展開する。ツルは左巻き。

ツルの先は枯れやすい。枯れると、下の方の葉の腋芽が成長をはじめて、新しいツルの先端となる。写真右の「三つ又」で、右が枯れたツル先、真ん中が新しいツル先で、左の葉の腋芽が成長したもの。左下隅に成長していない(休眠状態の)芽がある。

ツルにならない枝の葉。
葉の裏面。

ツルの葉。ツルにならない枝の葉に比べて、葉柄基部の肥厚部(蟹のハサミのような形をしている)がよく発達している。肥厚部は落葉後も残ってトゲとなる。

ツルの葉の若い時期は、ヘクソカズラの葉を思わせる質感をしている。

個体変異の一例。粗めの鋸歯、多少寸詰まりの葉形をもつ。上の写真と比べると、同じ種の葉とは思えないほどに見かけが違う。

落葉前の葉は黄葉するが、あまり鮮やかとは言えない。

冬芽。クリーム色に縁取られた暗褐色の鱗片が美しい。



樹幹のようす。トゲが残る。トゲの基部は盛り上がる。


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