−特色GPによる特別支援教育に関する講演会−
テーマ
通常学級における特別支援教育の実践
−小学校における「気になる子ども」への理解と支援−講演1 「宗像市における小学校の実践から」
講師 宗像市立日の里東小学校長(前赤間小学校校長)
高宮史郎先講演2 「特別支援教育における授業づくり・学校づくり」
講師 大阪市立大学教授
湯浅恭正先生平成19年12月7日(金)16:00〜18:00 福岡教育大学(附属教育実践総合センター1階)大U教室にて開催した。宗像市立日の里東小学校長・高宮史郎先生の講演では前任校である宗像市立赤間小学校における特別支援教育のとりくみについて開始に至る経過・校内組織の整備・授業づくりにおける特別支援教育の実際が詳しく語られた。また、大阪市立大学教授・湯浅恭正先生からは、授業また学級になかで教師が「気になる子ども」の声に気づき「出会い直す」ことの大切さが語られた。いずれのお話も子どもの姿・教師集団の関わりや思いが具体的に盛り込まれており、実践的課題として動き始めている「特別支援教育」を身近に感じ、教師としての受け止め方を提起するものであった。
この事業は障害児教育教員養成課程だけでなく、すべての教職をめざす学生が障害やそこから生じている困難の実際を知り、教育に関わる立場で受け止めていくことを目的としてきた。今回はとくに通常学級における支援を取り上げ、「教職をめざすすべてのみなさんへ」と呼びかけた。全参加者は130名、宗像市内小・中学校教諭のほか宗像市教育長も参加しておられた。他の授業との重なる時間帯であったが全学で100名を越える学生が参加した(障害児教育教員養成課程以外の学生が67名)。
『参加学生の感想より』
「『特別支援を必要とする子どもにとってわかりやすい授業』は、すべての子どもにとって分かりやすい」「どの子どもにも分かる授業、それを一斉指導の中で行うためには、事前の準備や支援方法を具体的に考えることが必要」「それを実行するには職員全体で協力することがよい授業につながると思った」「今回の講演で先生がおっしゃっていたように、私も常に子どもと出会い直しながら、子ども一人一人が楽しく居場所のある学級づくりをしたい」「来年から教員になるので、通常学級の中で出来る支援の工夫を常に考えて授業づくりを行っていきたいと思う」などの感想が寄せられた。特別支援教育をみずからの課題としてさらに学び、将来、教員になったときに活かしたい−など、今回の講演から「特別な子ども」「特別な教師」のためのものではなく、これからの学校の課題として考えるきっかけに なったと考えられる。実践について具体的に学べる機会を求める感想が多く、今後も特別支援教育を深める企画を行っていきたい。
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