「第16回障害児治療教育公開セミナ−(2002,11,23.)    

2002年11月23日 開催。 
たくさんの方にご来場いただきました。ありがとうございました。


<講演>
「障害者の就労支援制度について」福岡障害者職業センター主任カウンセラー
岩佐 純 氏

以前の身体障害モデルから職リハモデルへの変化を説明。
訓練・指導してから就職というやり方から環境調整というやり方への変化を解説。
事例について解説。<注意覚醒><認知><記憶><判断力>など問題別に症例を検討。

「ニーズの把握、引き出し方が大切。」
「本人に意欲がないからと言って、ニーズがない訳ではない」
今年は盲導犬も参加
<シンポジウム>
事業所の立場から
前田浩二氏(明治ビバリッヂ営業課長)

「ジョブコーチがつかなくても企業の努力だけで済む問題もある。それぞれの立場で皆が支援する目で」
「障害者だからダメという考えは止めろ」「向き・不向きを見つける努力を」「お互いの意識を高めあう」

実践に裏付けられた頼もしさが感じられました。とても勇気づけられます。
<シンポジウム>
進路指導の立場から
中村日で紹氏(福岡県立養護学校「福岡高等学園」)

雇用主から「雇うからには戦力にしたい」と期待されるほど、子どもたちの可能性を徹底的に追求している。
子どもたちから学んだことは「自分の可能性を信じ努力しているかが重要」

非常に熱のこもった語り口調でついつい引き込まれてしまいます。
<シンポジウム>
保護者の立場から
陶山喜代子氏(ご子息が小売業にお勤めの保護者)

「企業・地域とのネットワーク作りをしていきたい。」
パートのおばちゃんたちとの人間関係作りにつながればと思い、息子さんの好きな温泉の話題を増やしたら職場でも得意になって話せるそうです。

お子さんの成長記録を丹念にとっておられ親子で歩んで来たことがわかります。
窓の外の紅葉
Q:「見通しの立たない子どもの進路指導は? 方向性は?光を見いだせないのか?」
A:「受入企業を増やすことが大切。営業で回る会社すべてに雇ってもらえるよう話をしている。」
「もっとやさしい社会に」「福祉就労であっても、その場にいて快の状態でいられればそれがすばらしい」「態度と心は誰でも育てられる」
Q:「教員にもっと企業を知って欲しい。そうでないと指導の際に無駄、無理が多くなってしまう。環境を変えればいいことを教員は知らない。」

A:「形にこだわって入るとダメだ。取り組む姿勢が大事。とにかくやってみよう。」「職場での人との出会いが大事。」

写真の撮影は、大平壇講師が担当。