本学では、平成29年9月21日(木)に、文部科学省高等教育局大学振興課教員養成企画室長の柳澤好治氏を講師にお迎えして、「『今後の九州・沖縄における教員養成・研修の充実に向けて』講演会――『国立教員養成大学・学部、大学院、附属学校の改革に関する有識者会議』報告を受けて――」を開催しました。
本講演会は、文部科学省に設置されていた「国立教員養成大学・学部、大学院、附属学校の改革に関する有識者会議」での議論・報告の理解を深め、これまでの本学の取組をさらに改善・充実させることを目的に、開催したものです。
当日は、学内関係者のみならず、九州・沖縄地域の国立大学教育学部の教職員、教育委員会関係者等、計約170名が参加しました。
講演では、柳澤氏から、有識者会議が立ち上がった経緯、国立教員養成大学・学部等をめぐる課題やその対応策などが紹介され、「これまでの取組の延長程度で自己満足せず、PDCAサイクルに則り具体的な成果と改善が求められている。」「地域の教員養成の源流として、地域の教育課題の解決につながるカリキュラム編成を行う必要がある。」といった方向性が示されました。
これを受けて、講演会後に実施したアンケートでは、参加者から「有識者会議の要点がよく理解できた。」「大学・附属学校・地域との連携をうまく機能させることが、最重要な課題だと痛感した。」「やるべき方向性が見えたので、その実現に向けて努力していきたい。」などの声が寄せられました。
本学では、今後も、九州の教員養成拠点大学として、積極的に改革に取り組む所存です。