平成29年8月10日(木)に、本学アカデミックホールにて「第12回宗像地区教育関係者合同研修会」を開催しました。
「これからの新しい学校教育を担う教員の資質向上について」を全体テーマとし、宗像市・福津市教育委員会および学校関係者、本学関係者を合わせて約170名の参加がありました。
開会行事では、櫻井学長から「教員に求められる資質・能力とはどのようなものか。また、教員の生涯にわたって高めていくための指標をどのように設定するのか。さらには、教員のキャリア設計のモデル開発など教育現場における人材育成に係る具体的な課題はどのようなものなのか考えていきたい」との挨拶がありました。
第一部では、「教員の育成に関する事例報告」と題して、宗像区小学校教頭会・中学校教頭会各1校が、現場における事例報告を行いました。若手教員の育成やその育成をする側の中堅教員の育成等について実際に行っている取組を紹介しました。教員の年齢別構成や実際の若手教員の声を紹介する等、現場ならではの課題を参加者が共有することができました。
第二部では、「『校長及び教員としての資質の向上に関する指標』に基づく人材育成-九州地区教員育成指標研究協議会による議論の過程から-」と題して、本学教育総合研究所の礒部年晃准教授による説明がありました。教員のキャリアステージに応じて求められる資質やその向上に向けて必要な取組等について本学が策定したガイドブックに基づいて説明を行うとともに、第一部で発表された事例が、どのような点で同指標に基づく人材育成となっているのか解説がありました。